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2012年 08月 03日
第5戦の開催地は広島県のTSタカタサーキット。 昨年は鈴鹿8耐出場の為不参加だったレースですが、 一昨年はここで初優勝を挙げておりシーズン中で最も得意なコース・・・だったはずが(涙) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ レースのレポートの前に今回のコースと運営について少し触れます。 一昨年と比較するとダートセクションが大幅に変更されていて、2箇所だったダートは3箇所になり、フラットダート1stダートから一瞬だけターマックに出た後は直ぐに2ndダート。 そして一昨年まで大きなテーブルトップがあった3rdダートはテーブルが無くなり大きいバンクになり、手前に小さいジャンプが設置されてました。 問題は2ndダート。 主催者曰くは主催者曰くシングルジャンプとテーブルらしいのですが、どう見ても2連ジャンプ。 シングルジャンプですら挙動が怪しい自分には2連ジャンプは危険。 モトクロス出身じゃないライダーが勢いで行ったら怪我する可能性が大きいと感じました。 ”飛ぶ”か”飛ばない”かでタイムが大きく変わる=両者の速度差が高い為、接触の危険性が高かった上、スキルを必要とされるジャンプにより餌食になって怪我してるライダーも多かったです。 そして3rdダート。 バンクの手前にある小さいジャンプの手前はフラットダートでしたが、ここが走行が進む毎にボコボコに荒れてきていました。整地されてさえいれば危なくないものの、走行の合間にコース整備が一切入らなかった為、ここでハンドルが振られ、そのままジャンプに進入してしまい転倒、またはバンクに真っ直ぐ突っ込むライダーが自分も含め知りうる限りで5~6台はいたと思います。 他にも決勝日にカートのレースがあったり、MIXオープンというエキジビジョンレースがスケジュールに組み込まれタイムスケジュールがタイトになっている影響か、セッション中に転倒者がコース上で倒れたままなのに赤旗が出ない。 豪快なコース設定や多彩なコンテンツにより観客を楽しませようという主催者の意図は解るのですが、100歩譲ってダートは良しとしても、赤旗が出ないというのはもし自分が当事者だったら・・・と考えるとゾっとしました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ このような状況なので怪我したくない自分は2連ジャンプは意地でも飛ばないと決心。 この時点で優勝争いからは脱落を意味しており、終始テンションを上げることができないままの今大会となりました。 そんな今大会でしたが結果は タイムアタック:3位 ヒートレース:10位 決勝:3位 という浮き沈みの激しい内容でした。 【土曜日】 練習走行20分×4(午前中3本、午後1本)~受付&車検というスケジュール。 朝イチにコースを歩きダートをチェック。 こんなん無理~~~と心折れながら1本目の走行を開始。 1個目と2個目の距離が微妙で、単純なシングルジャンプも飛ぶ度に姿勢がバラバラな自分はどうしても飛ぶ気力が起きません。 2ndダートのジャンプを飛ばない中で色々探りますが、どう考えても飛ばないと勝負にならなさそう。 色々試しますがタイム的には微妙な感じのまま転倒2回で午前中が終了。 ラストの走行は走り始める時に雨がパラパラしてきた中スタート。 しかし直ぐに大粒の雨になり走行終了しました。 マシンは今回はトラブルも無く快調! ですが意気揚々と乗り込んだにも関わらず、ダートの難易度が高すぎて今回はTOP争いに絡めそうに無い・・・と意気消沈して就寝。 【日曜日】 公式練習→タイムアタック→ヒートレース→決勝というスケジュール。 公式練習~ヒートレースまでのスケジュールがキツイので朝からNEWタイヤを装着して走行しました。 朝のフリー走行はTOPでしたが、上位勢は中古タイヤっぽい? それと昨日の雨でダートがぬかるんでおり参考になりません。 そんな中でも#41の新井選手は2連を飛んでます・・・ タイムアタックでは間違いなく上げて来ることが予想出来ます。 ◆◆タイムアタック(15分)◆◆ ダート遅い自分が前に居るとタイムロスしてくれるんじゃね? というマイナス思考でタイムアタックのコースインを前から行きます。 コースインしてすぐさま前走者を抜き、単独でタイムを出しに行きます・・・が! 掲示板に表示されているタイムを見ると全然出ていません。 何回かアタックしますが思うように順位を上げる事が出来ず、結局3番手タイムで終了。 ~~タイムアタック結果~~ 1 41 新井 誠 1:15.638 2 3 久保 晶 1:15.658 3 11 岸田 尊陽 1:16.723 4 77 山田 啓二 1:17.162 5 13 大坪 正之 1:17.360 6 43 河野 伸哉 1:17.583 ◆◆ヒートレース(6周)◆◆ 3番グリッドは1コーナーに対してイン側スタートです。 1stダートまでに前に出られるかが勝負の分かれ目となるので気合を入れてスタート! クラッチミートは悪くなかったのですが、前に出たのは一瞬だけで1コーナーまでに4番手にも交わされます。 しかし2コーナーで抜き3番手で立ち上がります。 続く3コーナーでアウトから2番手#3久保選手仕掛けますが抜くに至らず、 そのままダートに進入しました。 1stダートを無難に抜け、2ndダートも無難に通過した・・・と思ったら後ろから突っ込まれ転倒! 飛ばない自分に対し、4番手だった#77山田選手が2連を飛び一気に差を詰めて突っ込んできました・・・ 一番考えたく無いパターンに頭がクラクラしますが急いで再スタート。 って突っ込んで来た山田選手の方が先に復帰してるし!!! 再スタートしてから右手を痛めて握力が低下してる事に気付きますが転倒中にパスされた前車をパスしなければ! しかし思うようにペースが上げられず、しかも追い上げ中に次は1stダートで前車をパスした直後に パスした車両が転倒しまたもや巻き込まれました・・・ しかも自分の車両に下敷きになり抜け出してる間にまた原因の車両が先に復帰してるし!! 後続を見ると3~4台?しか見えずこの時点でヤル気ゼロ。 ハンドルも曲がってるしリタイヤも考えましたが、とりあえず最後まで走る事に。 結局他でも転倒やエンストがあったお陰で10位で予選ヒートを終えました。 ~~ヒートレース結果~~ 1 41 新井 誠 8:51.689 1:14.899 2Lap 2 3 久保 晶 8:56.677 1:15.098 2Lap 3 13 大坪 正之 9:04.970 1:16.330 5Lap 4 77 山田 啓二 9:15.284 1:16.528 6Lap 5 42 井深 泰治 9:21.643 1:18.464 4Lap 6 45 坂口 鈴呼 9:21.867 1:17.927 5Lap ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 10 11 岸田 尊陽 9:38.247 1:17.800 4Lap ヒートレース後、状況から考えても勝てる見込みの無さ加減にヤル気はゼロ。 2回も巻き添え食らうなんて無いわぁ~~とグチも出ます。 痛めた右手をアイシングをしてましたが決勝をどうするかはあまり考えてませんでした。 しかしインターバルの間にグライドライド薮田氏を始めとするスタッフが車両の修復・整備をしてくれています。 それを見ていて申し訳ないやら情けないやらで、スタッフのベビーフェイス宮内氏に「もう直さなくてイイですよ」 と言ったほど。 しかし車両をキッチリ決勝を走れる状態にしてくれ、スタッフ浜岡氏と共に「判断は任せます」という有り難い状況。 出来る限りの事をしてくれているスタッフに対し非常に申し訳なく思い、決勝に向けて気合を入れ直しました。 このコースはタイヤの右側に厳しく、路面温度も暑い為かミディアムコンパウンドでも消耗が激しかったので、 リヤタイヤを逆に履こうかとも考えたのですが、今回はあまりにも流れが悪すぎなので次戦のSUGO(左周り)での使用を考えてそのまま行く事に。 ◆◆決勝レース(10周)◆◆ そして決勝では前戦エビスに続いて波乱が! スタートは今回もバッチリ!なのに1コーナーまでに抜かれます。が!そんなことは折込済み。 1~2コーナーの位置取りで8番手で2コーナーを立ち上がります。 これくらいの順位だと2ndダートの2連を飛ぶ人も少ないはず!と丁寧にダートを処理。 そのままの順位で3rdダートに進入すると、前で多重クラッシュ!? しかも直前を走ってた#45坂口選手が誰か頭轢いてるし! よろけた#45坂口選手を交わせるか!?と思いましたが無理をせずそのまま立ち上がります。 このクラッシュはどうやらヒートレースで自分に突っ込んだ#77山田選手がミサイルになったらしく、4台位が巻き込まれてる模様。 轢かれてたのは#77山田選手っぽかったので、申し訳ないですが「天罰じゃ!!」と思いながら走ってました(^^; その後#45坂口選手と数周に渡ってのバトル。 お互いライディングのタイプが似てるという事もあり、何回か4コーナーで仕掛けますがなかなか抜けません。 何とか狙い通りに4コーナーで坂口選手を抜いたのはレースも中盤。 気付けばいつの間にかポジションは3位になってました。 (予選2番手の#3久保選手がジャンプスタートでペナルティだったようです) 結構前との差が開いていますが懸命に追いかけます。 若干差が縮まって来たかな?という頃にフロントタイヤが切れ込み始めます。 「スローパンクチャーか!?」と思いペースを落とし安全に走る事を考え3位キープの走りに。 結果そのまま3位をキープして今回のレースを終える事となりました。 ~~決勝レース結果~~ 1 41 新井 誠 15:22.960 1:15.929 7Lap 2 13 大坪 正之 15:30.918 1:16.317 10Lap 3 11 岸田 尊陽 15:38.026 1:16.461 7Lap 4 50 中川 龍司 15:51:609 1:16.857 7Lap 5 3 久保 晶 15:55.831 1:15.352 2Lap 6 17 納富 桂 16:04.460 1:19.005 4Lap 今回は現地入りする前に予想していた成績と現地入りした後での予想が大きく異なるといったレースでした。 ロードではコースのちょっとした変化でこんなにタイムが変わるとか無いですからね。 今年は伊那もそうですが、自分の得意なレイアウトが変更されてマイナス方向に行ってる事が多く、 シーズン前に予想していたリザルトになかなか結びつかない。 以前から言ってますが、ダート(ジャンプ)の基本的なスキルが無いと勝ち目ありません。 練習用のモトクロッサーを借りる事が出来たので、出来る範囲で練習して残り3戦に挑みます。 それと今回もスタッフの皆さんに支えられての活動という事が身に染みました。 応援して頂いているご協賛各社様及び、チームスタッフの皆様、本当にありがとうございます! 結果ですら返せていないのが歯がゆいですが、今後何かしらの形で返せるように精進していきます! ------------------------------------------------------------------------------- ☆☆☆SPECIAL THANKS☆☆☆ FRONTIER MV AGUSTA Japan (Husqvarna) DUNLOP SPEED MASTER(オイル・ケミカル類) SPEED CONCEPT(オイル・ケミカル類) KUSHITANI(レーシングスーツ) SHOEI(ヘルメット) Wheel Tecnology (marchesiniホイール) 松本エンジニアリング(ACCOSSATOブレーキ) 山本光学株式会社(SWANSアイウェア) URAN-MARKING DESIGN(プロテクトデカール) RS★R(エンジンサプリRAN☆UP他) 株式会社ウィングス(MSeRバッテリー) GAERNE OS DESIGN(ヘルメットペイント) TSEnterprise(SPIRALシート他) The Dapoo! 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by ride_gig22
| 2012-08-03 17:42
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