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2004年 08月 02日
今年の8耐は例年に無くマシンの完成も早く、
テストも結構こなす事ができたので内心手ごたえがありました。 不安材料があるとすれば、やはり300kmの時に負った怪我の具合でしょうか。 7月21日 夜に鈴鹿入り。 翌22日より走行がありました。 7月22日 今日はフリー走行が2本、公式練習が1本で合計3回の走行時間があります。 2週間前のテストで好感触を得ていたので、わりとスムーズに進むと思っていたのですが・・・・・ 相方のグウェンと私はマシンに求める方向性が全く違う為、思わぬ苦労をする事に。 グウェンは旋回性をもっと上げたいとの方向を、車体を前下がりにする事により解消したかったらしいのですが、私は今までのテスト内容からCBR100RRは曲がらないマシンだと認識していました。 (事前テストで車高を色々変えてみましたが、旋回性が良くなる事はあまり無く、 安定性が失われ、結果アクセルを開けるのが遅くなったり、リスクの高い状態になったりしていました。) 彼の意見は 『2週間前のテストでこの仕様は乗った。もっとスピード(タイム)を上げる為に、 自分の考える方向で車体のセットをしたい。』 との事でした。 彼の言う事も解るのですが、本来の予定では決勝に使うタイヤの決定を22日にする予定だったので、 私はあまり気乗りしませんでした。 しかし昨年の8耐の時のような険悪なムードにしたくなかったので、 彼の言うセットにして走ることに。 今回のウィーク中、コースコンディションがあまり良くなく、 転倒車両も続出でした。 マシンは案の定安定性の低い状態になっていきましたが、タイムも伸びません。 タイヤ選択と車体のセットを同時に進めてしまっていたウチは、 タイムが伸びない原因がどこにあるのか判り辛い状態になっていました。 しかし翌日は予選です。 いきなり元に戻してタイムが出るかどうかの不安もあった私は、 この方向で行く事にしました。 が、後で凄~く後悔することに・・・・・ 23日 今日は計時予選。 レギュレーションでタイヤは予選・決勝を通じて10セットしか使えないため、 予選から決勝日朝のフリー走行まで2セットでこなさないといけません。 SSは含まれませんが。 (7ピット作戦なので、決勝では8セットのタイヤを使う予定。) 前日までにタイムがあまり良くなかったグウェンは私にタイムアタックを託してくれ、 NEWタイヤを2セット共使って良い事にしてくれました。 今年はなんとしてでもSSに進みたかったのでとても助かりました。 1回目の予選で2LAPアタックしましたが、ダンロップコーナーで思いっきりリアをスライドさせてしまい、 結局13秒4しか出せず、12秒に入れないと厳しいと思っていた私は”ヤヴァい・・・”とかなり焦る事に。 2回目の予選では路面温度も上がり、タイムアップしにくい状況になります。 1回目の予選では気合が入り過ぎてミスをし、結果タイムロスをしてしまったので、 2回目は落ち着いてタイムアタックに入りました。 コースインした時に前をセブンスターホンダがいたので”これや!”と喜んだんですが、 タイムアタック1週目に入る手前の最終コーナーでアクセルを戻してます・・・・ ”ダメや~~~ん!”と思ったので、2週目のアタックに賭けます。 そつなく走った結果、なんとか12秒9が出たので予選終了。 グウェンは私の使ったあとのタイヤで決勝用のテストをしてくれました。 計時予選は15番手。翌日のSSに出走する事ができました。 7月24日 96年以来のSS出走は、気負う事もなく、全く緊張もせずリラックスしていたんです。 いやマジで。 しかし、スペシャルのQタイヤが安定性の無い車体にさらに悪影響を及ぼしたようです。 1コーナーに入った瞬間から挙動がヘンです。 Fサスがかなり落ち着きなく、暴れまくりです。 セクター1、2は悪くないタイムで通過できたんですが、 スプーン手前でいきなりFタイヤが消えてしまいました。 全開のまま転倒です(;´Д`) カナーリ凹みました。。。。。 帰ってきたマシンを見るとリアのグリップに負けていたんでしょうか、 Fタイヤが一切溶けていませんでした。 マシンは結構壊れてしまい、タンクも穴が開いていたようです。 スペアタンク無いのに・・・・・ メカニックの仕事を増やしてしまい申し訳なかったのですが、 私がいたところで何も出来ないので早めに帰って寝ました。 25日 安心して走れないマシンで8時間は辛いので、 朝のフリー走行でリアの車高を下げてもらうようにしました。 なんかしっくりいきませんが、幾分かマシです。 フリー走行終了後、 スタートライダーが私ではなくグウェンで行くからと言われました。 理由を聞くと ①私だと気負い過ぎて転倒するかもしれないから。 ②グウェンの方がスタートからオープニングラップが上手い。 との事。 どうも私は信用が無いようです。 夜間走行がグウェンの方が速いから自分がスタートで行きます! と言って、私がスタートライダーになる事にしてもらいました。 (あとでグウェンに聞くと、スタート進行が長くて暑のでゴールライダーの方が本人も良かったらしい) 11:30スタート。 自分でスタートすると言った手前、ヘマをするわけにはいきません。 しかも前日の転倒の影響でビビりが入っていて、思うようにペースが上がりません。 良くもなく悪くもないスタートで20位前後を走っていました。 10LAP目位でイエローコーション。ペースカーが入りました。 私が昨日コケた所で友人がオイルに乗って飛んでました( ̄□ ̄;)!! それを見てさらにビビりが入りましたヽ(;´Д`)ノ ペースカーが退去したあとに5台くらいパスして12位(くらいだったかな?)で1回目のピットイン。 グウェンの方が決勝中のペースは良いようです。 で、私の2回目のライディングの半分くらいから、 ストレートエンドで失火します。 タコメーターの針が失火した瞬間に落ちているので、 電気系のトラブルっぽいです。 シフターのトラブルか!?と思ったんですが。 13000まで回すと失火するので、12000ちょいでシフトアップしながら、 騙し騙し走ります。 ライダー交代した時にトラブルの状況を告げます。 しかしグウェン2回目の走行では問題無いとの事・・・・ ”ペダルに足が当たってるんだろう”で片付けられました( ゜Д゜) 3回目の私の走行ではさらに状態が悪くなってきてました。 コーナー立ち上がりでも失火するようになっており、 ストレートエンドではキルスイッチを切ったみたいに失速します。 ストレートエンドでオカマ掘られないかとヒヤヒヤしました(;´Д`)ハァハァ グウェンも3回目では気付いた様子。 電気系(バッテリーもしくはピックアップコイルか?) バッテリーを交換したりする作業をすると2周はロスするので、 そのままでひっぱる事になりました。 とりあえず私の最後の走行でシフターのカプラーを抜いて走ってみます。 で、私の最後の走行。 結果はやはりダメで、さらに酷くなってます。 11000以上回せなくなっており、130Rの立ち上がりでもシフトアップしないといけません。 とてもストレスの溜まる走行が終わり、 最後のグウェンの走行時間を祈る気持ちで過ごしました。 6位に1週近くあったマージンは最後には8秒程しか残っていませんでしたが、 なんとか無事にゴールできました。 結果 総合 5位 JSBクラス 3位 去年に引き続き、2年連続5位入賞です。 マシントラブル以外は転倒やピットでのトラブルも無く、 私自身はまたもや淡々としたレースだったような感じがしています。 TEAM22の皆様、TSUKIGIレーシングの皆様 今回手伝って頂いた大勢の方々に感謝しています。 ありがとうございました。 そして応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。
by ride_gig22
| 2004-08-02 18:19
| BIKE(RACE/EVENT etc)
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